ニートとは、大学や高校などの学校を卒業したあと、就職意欲もなく進学もしない若者を指して使われる言葉ですが、本来は、働かず、学校教育を受けず、職業訓練に参加しない者となっています。


ニーとは現在50万人以上いると言われていますが、ニートは、働いていないことからフリーターとは異なり、働く意思のないことから失業者として数え上げられることもないです。そのため、従来は雇用政策上のさまざまな統計から抜け落ちていました。


ニートの存在は、失業率などに反映されないことから失業問題から見落とされがちですが、年金や健康保険など国の社会保険制度の根幹に影響があると見られ、新たな雇用問題を生み出しています。

基本的には就職等して収入がある状態ではないので、親や家族と同居して日常生活を送っている状態か、若しくは親や家族の仕送りによって一人暮らしを送っている状態といえます。


もちろん、雇用状態にありませんから、ニート自身が社会保険(健康保険・厚生年金)や労働保険(雇用保険・労災保険)に個人的に加入していることはありません。


一端会社等に入社して、しばらく働いた後で、ニートとなった場合には、預貯金や退職金等によって生活するというパターンも有り得ますが、長い目でみればやはり親や家族の収入によって生活を送るということになると思われます。

ニートは、働いていないことが前提となるので、失業者とは異なります。失業者の場合、自己都合退職と会社都合退職という違いはありますが、継続して職に就き働いていた経緯があります。しかし、ニートには働く意思もないので失業者とは根本的に違います。<br><br>
では、失業者とニートというのは、まったく関連性がないかと言えば、決してそうではありません。<br><br>
現在の若年者の失業率の推移を見ても、失業者からニートになるパターンが多数あると思います。会社を辞めても次の職場が見つからず、徐々断念するパターンもあれば、辞職したことをきっかけにやる気をなくしたり、必要以上に職業選択に慎重になってしまった結果、そのままニートになるというパターンもあります。

ニートが働かない理由としてよく耳にするのが、他者との人間関係及びコミュニケーションへの過剰な不安です。<br><br>
ひきこもりも、第三者との接触及び人間関係をシャットアウトするという点で共通するところがあります。<br><br>
もちろん、ニートの全てが、他者との人間関係及びコミュニケーションへの不安からニート化したとは言えません。しかし、統計上では大きな比率を示していることも事実です。<br><br>
もっとも、ひきこもりからニートになるパターンもあれば、ニートからひきこもりになるパターンもあるのではないかと思います。<br><br>
ニートやひきこもりに、パラサイトシングルが多いことも共通しています。パラサイトシングルは、少子化や結婚の晩婚化によって、増加したと言われていますが、実際には、ニートやひきこもりの急激な増加も影響しているのではないでしょうか。<br><br>
ニート・フリーター・ひきこもり・パラサイトシングルの急増が、社会的に問題視されていますが、問題視すべきところが間違っています。上記の増加背景には、経済問題・雇用問題・精神問題等の様々な要素が複雑に絡み合っています。

カテゴリ

月別アーカイブ

DESIGNED BY